いびきが子供の甘えをつくる
学力低下以外の精神的悪影響も少なくありません。例えば、いびきをかく子供には、落ち着きが無い」「親に甘えてばかりで自立心が育だない」などという欠点がしばしば見られます。
いびきのせいで十分熟睡できないのは大人も子供も同じですが、子供の場合、寝不足が「多動」に結びっくことが多いようです。
多動とはよけいな動作が多いこと。大人が眠気を覚まそうと身体を動かすように、いびきのせいで寝不足の子供は、無意識のうちに眠気を覚ますために身体を動かすもの。その動きが、「あの子、妙に落ち着きがないわね」というふうに見られることにつながるのです。
では、いびきの子が親に甘えがちなのはなぜかといえば、いびきの子は寝不足などのせいで身体が機敏に動かないからでしょう。
親に「早くしなさいよ!」などとせかされても、身体がついていかない、そのギャップから、親にけえる気持ちが生まれるのです。
もう一つには、寝不足が甘える気持ちを引き起こす、ということが言えるかもしれません。
子供というものは、眠たくなるとグズり、親に甘えるものです。慢性寝不足状態におかれているいびきをかく子供は、常にこの「ダズり状態」なのだといえます。その気持ちが、親に甘える気持ちにつながるのです。
要するに、いびきというのは子供にとってものすごいストレス源なのです。
総じて言えることは、「いびきのひどい子供は子供らしくない」ということ。
休みの日でも外に遊びに行くでもなく、さりとて家の中でゲームなどに熱中しているわけでもなく、ただなんとなくゴロゴロしている。そんな元気のない子供が多いのです。
いびきのせいで慢性寝不足となり、栄養状態も悪いとなれば、それで元気でいろというばうが無理な相談でしょう。しっかりといびき対策をしてあげましょうね。
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