女性のいびきが少ない理由
成人のいびきは、男性に多く女性に少ないことが、統計の上からもわかっています。いびきから派生する睡眠時無呼吸症候群の患者も、8対2くらいの割合で男性のほうが圧倒的に多いのです。
もっとも、女性のいびきが少ないのがなぜなのかは、今のところまだはっきりとはわかっていません。
一つの仮説として、女性ホルモンの影響ではないかとする見方があります。なんらかの女性ホルモンにいびきを軽減する働きを持つものがあるのではないか、というのです。
ただし、どの女性ホルモンがどのように作用していびきを軽減するのかまではわかっていません。あくまで仮説です。
ほかに、「男性のはうが酒を飲む機会が多い。だからいびきもかきやすいのだ」とする説や、「女性より男性のばうが社会的ストレスを感じる機会が多く、それがいびきにつながりやすいのだ」とする説などがあります。
少ないからといって、女性のいびきを防止する対策、いびきの改善をしなくていいよいうことはありません。